スポーツを知る

スポーツトレーナーは、自分が関わるスポーツのことはもちろんのこと、あらゆるスポーツの基礎を知る必要がある。あらゆると言っても、動作で分類するも由、道具を使うことで分類するも由、室内なのか屋外なのかで分類するも由・・・すべてのスポーツの基礎は共通しています。

まず、その基礎となる部分を理解すること。

チーム(団体)での競技であっても、プレイするのは個人であるから、人間の正しい体の使い方を知ること。

そんなに難しいものではない。誰しも何らかのスポーツは学生時代にやっているので、ある程度の想像は出来るはずだ。想像の世界でいいので、重心の位置や足、手の位置、頭の位置、目線の方向などを頭の中で映像化する。一番バランスのいい場所や形を想像する。

正しいものを理解出来るようになると、そこから外れているものは瞬時に分かる。その分かったことを、どうしてそうなったのかをまた想像する。

それが出来るようになったら、治療が出来るのです。


野球で例えると、体を診ただけで、投手ならどこに投げているのか、どういう球筋なのか、どこが苦手なのかが分かる。野手ならどこに打っているのか、どこが得意でどこが苦手なのか、守備位置、守備態勢まで分かる。痛みがあるなら、何故そうなったのかが分かる。


判断できれば、後は治せばいいだけだ。


あらゆるスポーツを知ること。まずは広く、浅くからはじめて、分かりだしたら細かいところまで研究していく。

野球、サッカーだけでなく、いろんなスポーツを観よう。勝った、負けただけでなく、何故そういう動きをするのかとかテーマを持って観るのも面白い。それは、自分の経験として脳に刻まれるから。


矢作治療院


矢作スポーツ障害研究会

スポーツによる怪我、故障の原因探求と予防対策をメインにスポーツ全般を考察します。 日本橋の矢作治療院

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