2018.09.21 18:20選手の動きを絶えず観察しておくトレーナーにとって選手の動きを絶えず観察しておくことは大切である。野球で言うと、「おはよう」の挨拶から始まり、練習前の集合、そしてアップ、練習中または試合中・・・ずっと動きを観察していく。各選手の動きの癖や動きの偏りが徐々に見つけやすくなる。エラーをよくやる選手、まったくエラーをやらない選手の違いなども分かってくる。守りの姿勢や打撃の姿勢、投球の姿勢も観察し、体のどこに負担をかけているのか、どこに不調があるのか分かってくる。今日、来院した中学生が腰が痛いとの訴えがあったが、ポジションを聞いた上で頭の中に腰痛の原因となる動きがはっきりと出てくる。ファーストをやってますということで、聞いてみた・・・「自分がファーストのベースについた時に、セカンド、ショート...
2018.09.04 14:46スポーツを知るスポーツトレーナーは、自分が関わるスポーツのことはもちろんのこと、あらゆるスポーツの基礎を知る必要がある。あらゆると言っても、動作で分類するも由、道具を使うことで分類するも由、室内なのか屋外なのかで分類するも由・・・すべてのスポーツの基礎は共通しています。まず、その基礎となる部分を理解すること。チーム(団体)での競技であっても、プレイするのは個人であるから、人間の正しい体の使い方を知ること。そんなに難しいものではない。誰しも何らかのスポーツは学生時代にやっているので、ある程度の想像は出来るはずだ。想像の世界でいいので、重心の位置や足、手の位置、頭の位置、目線の方向などを頭の中で映像化する。一番バランスのいい場所や形を想像する。正しいものを理解出来るよう...
2018.08.31 18:59テニス肘の原因と治療テニス肘 Wikipediaよりテニス肘(テニスひじ)は、テニスによって肘部に生じる疼痛性運動障害の総称。テニスのほか卓球やバドミントン、ゴルフなどのスポーツでも生じることがある。また、スポーツ以外の手作業でも生じることがある。スポーツを要因とする反復性損傷は運動種目ごとに特異的固有的なストレインを発生させることがあり、その代表的なものが内側上顆炎にあたる野球肘や、外側上顆炎にあたるテニス肘である。主として外側上顆炎に位置づけられるテニス肘であるが時として両側に生じうる。上腕骨外側上顆炎はバックハンドストロークで発生するため、バックハンドテニス肘という。これに対し、上腕骨内側上顆炎はフォアハンドストロークで発生するのでフォアハンドテニス肘という。原因:...
2018.08.30 07:39的確なアドバイスをするために、絶えずシミュレーションをしておく日頃からお伝えしている”想像力”に繋がることです。トレーナーや指導者は、自分が担当するスポーツに特化していくことは、もちろん、問題はありません。もっと勉強して、スペシャリストになるべきだと思います。しかし、治療を行う者にとっては、すべてのスポーツを把握しなければなりません。すべてのスペシャリストを目指さなければなりません。浅く広くではダメなんです。「私は、このスポーツを知りません」では治しようがありません。まず、知るべきことはスポーツの原点、共通点でしょう。野球では、走る、打つ、投げる、守る・・・とあるわけですが、走ることに関してのスポーツ、例えば、陸上、サッカー、ラグビー・・・などたくさんあるわけです。そういうスポーツを調べ、どういう動きをしているの...
2016.04.19 11:10感動!そして涙・・・時は、西暦20◯◯年・・・世界的に女子プロ野球が認められるようになった。日本もまた、男子プロ野球だけじゃなく、女子プロ野球の方も人気が上がってきたところだ。◯◯年のシーズンオフに、第一回女子プロ野球世界選手権が行われていた。場所は、日本の地方球場だったが、大歓声に包まれ、日本代表は健闘した。残念ながら、世界的に見て、選手層はまだ薄く、世界の強豪の中では、健闘したが、予選敗退が決まってしまった。予選リーグ最終戦敗退は決まっていたけど、日本代表はこの試合だけは勝つと誓い合い、試合に挑んだ。私は、この日本代表のトレーナーを務めた。みんな、どこかしこに故障を持ち、こんなんでいいのかよ・・・という感じだったが、どうにか勝たせてあげたい気持ちで仕事にとりかかった。...